
- 夏バテで痩せるのは何キロまでなら大丈夫か
- 夏バテってどういった症状?
- 夏バテにならないためにどうすればいいか
- 夏バテになったらどうするか
この記事ではこのような悩みを解決します。
夏の気温が40℃を超える都市が増えるなど、近年の夏の暑さには苦労しますね。
温度が高くなると夏バテになりやすく、何もしなくても体重が落ちてしまうこともありますね。
体重が落ちることはうれしいと感じる人もいますが、大丈夫かなと不安に思う人もいますね。
そこで、この記事では以下のことを解説します。
本記事の内容
- 夏バテで痩せるのは何キロまでなら大丈夫か
- 夏バテ痩せとダイエットで痩せる違い
- 夏バテの症状には何がある?
- 夏バテにならないために必要なこと
- 夏バテになった時の対処方法
この記事を読むことで、夏バテで痩せるのはどういうことかと、夏バテの対策と対処方法が
わかります。
ぜひ最後まで読んでみてください。

夏バテで痩せるのは何キロまでなら大丈夫か
夏バテで痩せる、何もしていないのに痩せる、それぞれ何キロまでなら大丈夫でしょうか。
いずれの場合も理由が分からなければ、病気の可能性があるので注意しましょう。
・夏バテで痩せるのは1ヶ月体重の5%まで

夏バテで痩せるのは1ヶ月に体重の5%までになるようにした方がいいです。
理由はダイエットと同じで、急激に痩せるとホルモンバランスが乱れ、美容や健康に悪影響
が出るためです。
特に夏バテの場合はダイエットの場合と違い、意図的に痩せていないので、夏バテ以外に病
気にかかっている可能性もあります。
例えば、体重60kgの人が1カ月に5%痩せたことを考えてみましょう。
60kgの5%は3kgになります。
3kg痩せるには1kgあたり約7,000kcal必要なので、約21,000kcal
必要になります。
1ヶ月30日とすると、1日あたりでは700kcalということです。
これは成人男性が1日3食だったのを、食事内容が変わらずに2食になったのと同じことに
なります。
これだけの変化なので、身体に悪影響が出るのは想像しやすいですよね。
つまり、夏バテで痩せるのは1ヶ月に体重の5%までということです。
夏バテになったかなと思ったら早めの対策をとって、急激な体重減少は起こらないように気
を付けましょう。
・何もしていないのに痩せる時は?
ダイエットなど何もしていない場合、6ヶ月~12ヶ月で体重が4.5kgまたは、5%以
上減少すると、医学的な体重減少となります。
例えば、体重60kgの人で5%体重が落ちると3kgです。
6ヶ月で考えると、1カ月あたり0.5kgになります。
意外と少ないと感じるのではないでしょうか。
ここで注意しておきたいことは、1日の体重変化は水分や便の量で2kgは前後するという
ことです。
たまたま体重を測って減っている場合ではなく、1週間に1・2回程度測っていて、自然に体
重が減ってきていることが重要です。
何もしていないのに体重が減る場合、病気の可能性があるので病院で検査してもらいましょ
う。
夏バテ痩せとダイエットで痩せる違い

「夏バテ痩せ」は、夏の暑さや脱水によるストレス(熱ストレス)で、食欲不振や体調不良
が起こり、痩せてしまうことです。
一方、「ダイエットで痩せる」は、意図的に食事量を制限することや、運動することによっ
て、消費エネルギーや基礎代謝量を上げることで体重を落とすことです。
両者の違いは自分でコントロール出来るかどうかになります。
いずれの場合も、急激な体重減少は美容や健康に悪影響が出るので注意しましょう。
また、病気にもかかりやすくなるので、おかしいなと感じたら病院で検査することをおスス
メします。
夏バテの症状には何がある?
夏バテの症状には次のものがあります。
- 体がだるい
- 食欲がない
- 体が熱っぽい
- 頭痛がする
- めまいや立ちくらみがする
- やる気が出ない
- 疲労がとれない
- 免疫力の低下
すべて当てはまらなくても1,2個であれば当てはまるという人は多いのではないでしょ
うか。
原因は高温多湿の影響や、室内外の温度差などが考えられます。
一時的な症状であれば問題ないですが、症状が長引いたり重くなった場合は、病院で検査し
てもいましょう。
夏バテにならないために必要なこと
夏バテにならないためには、次のことに注意して、出来ることからやっていきましょう。
- 規則正しい生活をする
- 室内外の温度差を小さくする
- 運動を適度に行う
- 水分補給はこまめに行う
- 食事は栄養バランスに気を付ける
- シャワーだけでなく湯船につかる
- 睡眠時間に気を付ける
・規則正しい生活をする
自律神経が乱れると夏バテになりやすくなります。
規則正しい生活をすることで、朝は日光を浴びることで体内時計をリセットでき、夜は眠気
が自然に起こるようにホルモンが分泌されます。
注意点として、平日と休日の起きる時間を変えないことです。
・室内外の温度差を小さくする

気温が高くなると、エアコンの温度を下げたいですね。
しかし、室内外の温度差が激しいと、自律神経が乱れ体温調節が上手くいかなくなります。
その結果、疲れやすくなります。
室内外の温度差で推奨されているのは7℃以下です。
外気温35℃では室内の温度は28℃までということになります。
普段から低い温度設定に慣れている人は、少しずつ温度を上げるようにした方がいいです。
・運動を適度に行う

夏は温度が高いので食欲低下や活動量が下がります。
その結果、体力が落ちてしまうので、運動を適度に行うことで体力を維持することを心がけ
ましょう。
その他運動には、睡眠の質を良くすることや、自律神経を整える効果も期待できます。
運動は外に出なくても、室内で出来る体操や筋トレなどでも大丈夫です。
外に出て運動する場合は、熱中症対策をしっかりとした状態で行いましょう。
・水分補給はこまめに行う

水分や塩分をこまめに補給することは、熱中症を防ぐためにも重要です。
健康な状態の人は水やお茶を飲むようにしましょう。
ただし、カフェインが含まれているお茶は、利尿作用があるため適していません。
スポーツドリンクや経口補水液は美味しいですが、糖分や塩分の過剰摂取に繋がるので気
を付けましょう。
飲むタイミングは喉が渇く前に飲むということを心がけることが必要です。

・食事は栄養バランスに気を付ける

食事は栄養バランスの偏ったものは避けましょう。
特に疲労回復に必要な糖質を適度に摂ることを意識しましょう。
併せて、たんぱく質・ミネラル・ビタミンも十分に摂取することが重要です。
夏は食欲が落ちてしまいがちなので、食欲増進の効果が期待できるスパイスなどの香辛料
をうまく取り入れるといいですよ。
・シャワーだけでなく湯船につかる

夏はついつい「シャワーでいいや」となってしまいますよね。
しかし、湯船にしっかりつかる方が夏バテにはいいです。
なぜなら、人間の身体は体温が下がると自然と眠くなるようになっているためです。
お風呂に入った後に眠くなった経験は、誰もがあるのではないでしょうか。
入浴の目安は40℃で約10分です。
家での入浴が難しい場合は、スーパー銭湯などを利用してみましょう。
色々な湯やサウナなどに入ると、ストレス解消にもなっておススメです。
・睡眠時間に気を付ける

睡眠時間をしっかりとることは、自律神経のバランスを整える上で重要です。
睡眠不足は仕事やダイエットなど、様々なことに悪影響が出ます。
夏は寝具を夏用のものにし、扇風機などをうまく使って寝やすい環境を整えましょう。
睡眠時間は日中活動している時に眠くならない時間にすることが重要です。
睡眠時間が足りないと感じた場合は短時間(15分程度)の昼寝も有効です。
夏バテになった時の対処方法
夏バテになった時は次のような対処方法を行いましょう。
- 水分補給
- 塩分補給
- 栄養補給
- 休息
- 冷房と扇風機をうまく利用する
- 着る服を調整する
- 適度な運動
・水分補給
水分不足が夏バテの主な原因の一つです。
こまめに水分を摂り、脱水症状を予防しましょう。
水だけでなく、スポーツドリンクやココナッツウォーターなどの電解質を補給する飲み物
も効果的です。
・塩分補給
暑さによる発汗で塩分が失われるため、塩分を適度に摂ることも大切です。
食事や飲み物に少し塩を加えるか、スポーツドリンクなどを利用して塩分を補給しましょ
う。
塩飴や塩タブレットなどを有効に活用するのはおススメです。
・栄養補給
食欲が低下している場合でも、栄養をしっかり摂ることが重要です。
消化しやすい食材や、栄養価の高い食品を選んで摂取しましょう。
特にビタミンやミネラルを豊富に含む野菜や果物を積極的に摂ると良いです。
・休息
暑さや疲労による体力の低下を防ぐためにも、適度な休息を取ることが大切です。
涼しい場所で横になったり、十分な睡眠をとることで体力の回復を促しましょう。
・冷房と扇風機をうまく利用する
室内ではエアコンや扇風機を利用して涼しく保つことも重要です。
体温調節がしやすくなり、熱中症のリスクを低減できます。
注意点として、急激な温度変化を避けることです。
・着る服を調整する
室内外の温度差が大きい場合、着る服を調節することで体調を保つことができます。
暑い屋外では薄着にし、冷房の効いた室内では羽織るものを用意して体温調節を行いまし
ょう。
私が夏に実践したことですが、作業着などがある会社では、冬用のジャケットを用意して
おいて、温度が低いと感じた時は着るようにしていました。
特に業務用のエアコンは容量が大きいため、吹き出し口付近は冷えやすくなっています。
・適度な運動
過度な運動は熱中症のリスクを高めます。適度な運動を心がけ、暑い時間帯や屋外での活動
は避けるようにしましょう。
軽いストレッチやウォーキングなど、体を無理なく動かすことが大切です。
まとめ 夏バテは事前対策をして急激に痩せるのを防ごう
今回は、夏バテで痩せると危険なの?何キロまでなら大丈夫?について解説しました。
ポイントは4つです。
- 夏バテで痩せるのは1ヶ月に体重の5%まで
- 夏バテ痩せとダイエットで痩せる違いを理解しよう
- 夏バテの症状と事前対策
- 夏バテになった時の対処方法
夏バテは意識せずになっていることがあります。
少しでも体調がおかしい場合は、夏バテかもと思って対策をとりましょう。
出来るだけ症状が軽いうちに対処出来れば、長引かずに済みます。
夏バテに悩まされることなく、健康的に夏を乗り切りましょう。